【修縁堂】高品質 木彫仏像 十一面観音菩薩立像 彫刻 彩繪 切金 天然木檜材
京都の秀吉の菩提寺である鷲峰山高台寺 圓徳院（京都市東山区）に今なお祀られる“三面大黒天”で有名な三面大黒天です。秀吉が最後まで手放さなかったことで有名ですね。圓徳院に伝わる『三面大黒天縁起』には次のような記述があります。“豊臣秀吉公が若い頃、三面大黒天の塑像を見て、請うて心に念じて言った。「私が、もし立身出世して、名声を天下に伝えられることができるなら微塵になれ。そうでなければ形を全うせよ」といって投げたところ、微塵となった。そこで秀吉公は、大いに喜び仏工に命じて尊像を彫刻させて、常に崇拝し、天下を掌握するに至る”若かりし秀吉は“三面大黒天”に己の命運をかけて願掛けを行い、その結果に従い自身の尊像として“三面大黒天”を彫らせ、力の糧としたのです。実際この出会いの後、秀吉の人生に四つの大きな奇跡が起こったのです。最初の転機は出世栄達の足掛かりとなった「信長の草履取り」の逸話。二つ目は「天下の良妻ねねとの結婚」。三つ目は朝倉義景討伐の際の浅井軍の裏切り＝金ヶ崎崩れの「命懸けの殿（しんがり）志願」。四つ目は本能寺の変の後、備中高松から山城山崎まで200kmの行程を僅か10日で踏破した「中国大返し」の奇跡による明智光秀の討伐です。“三面大黒天”は、大黒天、毘沙門天、弁財天という単独でも強力な天部が三位一体となった最強の福の神です。秀吉は念持仏として生涯これを所持し、一仏礼拝によって三尊天のご利益を得るという秀吉らしい誠に合理的な信仰によって、強力な勝負運（金ヶ崎崩れの殿志願、中国大返しの明智光秀討伐）、ありがたい良縁（織田信長、ねねとの出会い）、そして大金運（200万石の所領と莫大な上納）に恵まれたのです。三面大黒天は、付属のお札と共に尊顔を南側に向けて祀られることをお薦めします。特定のご利益を求める場合は、金運であれば金庫の上、家内安全であれば台所や寝室、魔除け・厄除けであれば玄関にお祀りください。ということで昔からの関西の資産家の家には必ず一体ありますよね。私には祖父から譲り受けた別のモノがありますのでこちらはお譲りします。どうせ置かれるならちゃんとしたモノをお勧めします。〈サイズ（約）〉総高180×130×110mm〈材料〉檜（ヒノキ）大黒天一刀彫